代表理事 下休場 千秋
代表理事の下休場千秋(しもやすば ちあき)です。
自己紹介
代表理事の下休場千秋(しもやすば ちあき)です。
大阪府南東部、京都から高野山へ至る高野街道沿いの地方都市の生まれ。
学生時代に数年間、東京周辺で暮らしましたが、6年前に札幌へ来るまでの約60年間は大阪住まいでした。教員として大阪芸術大学で30年間、北海道大学で5年間、エコツーリズム、地域計画、アフリカの民族文化に関する教育と研究に携わってきました。昨年3月の定年退職後、現在は健康を維持するためにウォーキングとサイクリングを楽しんでいます。
この活動に関わったきっかけ
札幌に移り住み、フットパスやロングトレイルといった歩くことを楽しむ活動をされている皆様と知り合い、さらに、大学において「歩く滞在交流型観光」をテーマとする研究会を木村宏先生とともに主催したことがきっかけです。
私にとって「歩く」こと
自然豊かな環境で生まれ育った私にとり、自宅周辺の道路や田畑、原っぱ、ため池、小川、樹林が日常の遊び場でした。ところが1970年代に都市開発や社会資本整備が進展し本格的な車社会が出現したことで、子供が安心して遊べる場所や人間が安全に歩ける道は急速に姿を消してしまいました。
環境アセスメント、エコロジー思想、民族文化について興味を持つ私は、カメルーン共和国を始めとする中央アフリカ諸国の生活文化に関する学術調査をきっかけとして、資源やエネルギーの大量消費を前提とするライフスタイルに疑問を抱くようになりました。
私にとって「歩く」ことは、人間的で心身ともに健康な暮らしを送る基本です。また、歩くことで、地域の自然環境と先人達が築いてきた歴史文化を再発見することができます。今、歩く文化の復興をめざした地域づくりが求められていると強く感じます。
参加するみなさまへ
私達が提唱しています「さっぽろラウンドウォーク」のルートは、札幌市みどりの基本計画における緑のネットワークの骨格である「環状グリーンベルト」にほぼ沿っています。このルートを歩き札幌に点在する隠れた魅力ある風景、自然、動植物、歴史、文化に触れることで、札幌の新たな魅力を発見しましょう。この歩く活動を通して、我々が失ってきた健康的、人間的な暮らしを取り戻す地域づくりに是非ともご参加下さい。